犬の膀胱炎について知っておきたいこと

「最近、おしっこの回数が増えた気がする」「トイレに何度も行くけど量が少ない」
そんな様子があれば、犬の膀胱炎かもしれません。
犬の膀胱炎はとても身近な病気で、早めに気づいて治療すれば治りやすい一方、放置すると再発や悪化につながることもあります。
ここでは、飼い主さんが知っておきたい犬の膀胱炎の症状から治療、日常での注意点まで、わかりやすく解説します。
犬の膀胱炎とは?
犬の膀胱炎では、排尿に関する変化が一番のサインです。
- おしっこの回数が増える(頻尿)
- 一回の尿量が少ない
- 排尿時に痛そうに鳴く
- トイレ以外の場所で粗相をする
- 尿が濁る・血が混じる
- 陰部をしきりに舐める
これらは典型的な犬の膀胱炎の症状です。「年のせいかな?」と思わず、変化に気づくことが大切です。
犬の膀胱炎の主な原因
犬の膀胱炎には、いくつかの原因があります。
- 細菌感染(最も多い原因)
- 免疫力の低下
- 尿結石
- 排尿を我慢する習慣
- 高齢・持病(糖尿病など)
特にメス犬やシニア犬は膀胱炎になりやすい傾向があります。
動物病院に行くべき受診の目安
次のような症状があれば、できるだけ早めに受診しましょう。
- 半日~1日で頻尿が続く
- 血尿が出ている
- 排尿時に明らかな痛みがある
- 元気・食欲が落ちてきた
犬の膀胱炎は、早期治療がとても重要です。軽症でも放置せずご相談ください。
犬の膀胱炎の診断・検査

当院では以下の検査を行い、犬の膀胱炎の原因を確認します。
- 尿検査(細菌・血尿・結晶の有無)
- 血液検査(全身状態の確認)
- 超音波検査(膀胱・結石チェック)
- 必要に応じてレントゲン検査
原因を見極めることで、再発予防につながります。
犬の膀胱炎の治療・家庭での対応
犬の膀胱炎の治療は、原因に応じて行います。
- 抗生物質
- 消炎鎮痛薬
- 尿路用療法食
- 点滴治療(状態により)
ご家庭でできること。
- お水をしっかり飲ませる
- トイレを我慢させない
- 処方された薬を最後まで飲ませる
多くの犬は、適切な治療で数日〜1週間ほどで改善しますが、「元気になったから」と途中で薬をやめると再発しやすいので注意しましょう。
犬の膀胱炎の予防・日常生活の注意点
犬の膀胱炎は、日常生活の工夫で予防できることもあります。
予防のポイント
- 新鮮な水をいつでも飲める環境に
- 散歩やトイレの回数を確保
- 寒い時期は体を冷やさない
- 定期的な尿検査
特に再発しやすい子は、定期チェックがおすすめです。
FAQ(よくある質問)
Q1.犬の膀胱炎は自然に治りますか?
A.自然に治ることはほとんどありません。放置すると悪化するため、必ず受診してください。
Q2.再発しやすい病気ですか?
A.原因によっては再発しやすいです。尿結石や体質が関係する場合は、継続管理が大切です
Q3.散歩は行ってもいいですか?
A.軽症で元気があれば問題ありませんが、状態によっては安静が必要なこともあります。獣医師に確認しましょう。
Q4.フードで予防できますか?
A.尿路ケア用フードは再発予防に役立つ場合があります。愛犬に合ったものをご提案します。
まとめ

犬の膀胱炎は、早く気づいて適切に治療すれば予後の良い病気です。
「おしっこの様子がいつもと違う」と感じたら、それは大切なサイン。
コトー動物病院では、飼い主さんと一緒に再発しにくい治療・ケアを考えていきます。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。