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腫瘍科 tumor

こんな症状はありませんか? SYMPTOMS

KOTO ANIMAL HOSPITAL

以下のような状態・症状が見られたら、ご相談ください。

  • 体に「しこり」や「できもの」がある
  • 尿や便に血が混じるようになった
  • 歩き方がおかしい、足を引きずるようになった
  • 食欲が落ちてきた/体重が減ってきた
  • 乳腺が腫れている、硬いしこりがある
  • 呼吸が苦しそう
  • 急に元気がなくなった、ふらつきがある
  • 鼻血が止まらない

こんな病気の可能性があります DISEASE

  • 肥満細胞腫

    犬と猫の皮膚のできものの中で、とても頻繁に見られる腫瘍ですが、イボや脂肪種などとの見た目での判断が難しいです。細い針をさして細胞診を行う(FNAやFNBという)ことで簡単に診断できるので、体表のしこりはまず検査をおすすめします。

    特に犬は悪性のことも多いため、局所麻酔なども含めた積極的な鎮痛管理をしながら、見た目より余裕をもったり底部の筋膜切除を行い、大きめに(充分なマージンをとって)切除したり、必要に応じて近傍のリンパ節も切除して、なるべく一度で根治的な手術になるように心がけています。

    切除した腫瘍は病理検査で、悪性度の評価(犬だとグレード1,2,3に分類され、その後の治療や予後が異なる場合がある)と、取りきれているかマージンの評価を行います。また、PCR検査でc-kit遺伝子変異があり過剰な増殖状態がある場合にはイマチニブやトセラニブ(パラディア)などの分子標的薬という抗癌剤を使う場合もあります。

  • 乳腺腫瘍

    犬猫は多産なので脇のあたりから下腹部まで左右に広く乳腺があり、乳腺腫瘍は若齢時に避妊されていない雌で多くみられます。未避妊の犬では、良性病変の場合も多いですが、多発する傾向があるため、病変の分布などを勘案した上で、乳腺の部分切除か全切除かを決定します。

    さらに、ホルモン依存性の再発を防ぐ意味で、一緒に卵巣子宮の摘出術をすすめます。犬でも3cm以上の大きいものや、特に猫の乳腺のできものの約9割は乳癌で、悪性の挙動をとることから、基本的には乳腺全切除を推奨することが多く、病理検査結果によっては術後の抗癌剤治療を行うこともあります。

  • リンパ腫

    リンパ腫は、リンパ球という免疫細胞が腫瘍化する血液のがんで、犬や猫でも比較的よく見られる腫瘍のひとつです。主にリンパ節、脾臓、肝臓などに発生し、進行が早い傾向があるため、早期発見と迅速な対応が重要となります。症状としては、首や脇の下、足の付け根などのリンパ節が腫れてきたり、食欲の低下や体重減少、元気がなくなる、嘔吐や下痢、咳や呼吸の変化などが見られることがあります。

    診断には、細胞診や組織検査、血液検査、レントゲンや超音波検査などの画像診断を組み合わせて行い、腫瘍の種類や悪性度、転移の有無を詳しく調べていきます。治療の中心は化学療法で、比較的効果が期待でき、症状の緩和や延命につながります。状態によってはステロイドや放射線治療を併用することもあります。治療中には副作用や体調の変化にも十分配慮しながら、ペットにとって負担の少ない方法を選択しています。

  • 皮脂腺上皮腫

    皮膚にある皮脂腺が腫瘍化したもので、犬においては高齢期に多く見られる良性の腫瘍の一つです。特に頭部にできやすく、1cm以上を超える大きさになることもあります。進行は比較的ゆっくりで、多発することは少ないものの、まれに周囲の組織に広がるケースもあります。

    主な症状は、皮膚にできる硬いしこりで、痛みやかゆみを伴わないことがほとんどです。ただし、腫瘍が大きくなると、周りにも影響を及ぼし、出血やただれを引き起こすことがあります。この腫瘍は良性であることが多いため、早期に見つけて手術で取り除けば、再発のリスクも低く、完治が期待できます。

当院の整形外科・
軟部外科診療の特徴
FEATURES

  • 01

    あらゆる腫瘍疾患に対応

    皮膚腫瘍や内臓腫瘍、骨腫瘍などの手術実績があり、幅広い症例に対応しています。年齢や全身の状態・ご家族のご意向をふまえ、その子にとって本当に必要な治療かどうかを慎重に検討しています。治療方針や予後について、飼い主様と十分に話し合い、ご理解・ご納得いただいたうえで治療を進めてまいります。

  • 02

    精密な診断と
    包括的なサポート

    細胞診、組織診断、遺伝子検査などの精密な検査を通して、腫瘍の性質や悪性度を正確に診断します。治療後も経過観察や再発予防のための定期的なフォローアップを行い、長期的な健康管理とQOL(生活の質)向上を目指します。

FLOW 腫瘍科診療の流れ

  1. STEP

    受付・問診

    ご来院いただきましたら、まずは受付をお済ませください。事前にWEB問診へのご回答にご協力をお願いいたします。

  2. STEP

    身体検査

    現在の症状やこれまでの経過をお伺いし、全身の状態を確認します。必要に応じて、検査・処置・手術をするにあたり、支障がないかを評価します。

  3. STEP

    検査・処置

    身体検査の結果をふまえ、必要な検査や処置を実施します。高度医療機器を活用しながら、腫瘍の種類や進行度を精密に診断します。

  4. STEP

    今後の治療計画のご説明

    飼い主様の意向も十分にお伺いしたうえで、治療方針や考えられる選択しをご提示し、ご相談を重ねながら今後の方針を決定していきます。

  5. STEP

    会計・次回予約

    治療後はお会計をしていただき、必要な場合は次回のご予約をお取りください。ご不明な点 がありましたら、遠慮なくお申しつけください。