猫のフケについて知っておきたいこと
「最近、猫のフケが増えた気がする」「ブラッシングすると白い粉のようなものが落ちる」
そんな変化に気づいて、検索された飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫のフケは体質や生活環境が原因のこともあれば、皮膚病や内臓の病気が隠れていることもあります。
今回は、猫のフケについて原因から治療、家庭でできるケアまでわかりやすく解説します。

猫のフケとは?
フケとは、皮膚のターンオーバーによって剥がれ落ちた角質のことです。
少量であれば問題ないこともありますが、以下のような場合は注意が必要です。
- 毛の根元や背中に白い粉が目立つ
- 黒い毛の猫でフケが特に目立つ
- 猫のフケと同時にかゆがる・舐め続ける
- 赤み、脱毛、ベタつきがある
特に「フケ+かゆみ」「フケ+脱毛」がある場合は病気のサインかもしれません。
猫のフケの主な原因
猫のフケの原因は一つではありません。よくあるものをまとめます。
- 乾燥:冬場の暖房 、湿度の低下 → 皮膚が乾燥してフケが増えます。
- 栄養バランスの乱れ:必須脂肪酸不足 、偏った食事
- 皮膚病:ノミ・ダニ、真菌(カビ)、細菌感染、アレルギー性皮膚炎
- グルーミング不足:高齢猫 、肥満で体が届かない
- 内臓疾患:甲状腺機能亢進症、腎臓病
「ただのフケ」と思っていたら、病気が隠れていたというケースも少なくありません。
動物病院に行くべき受診の目安
次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
- 猫のフケが急に増えた
- かゆみや赤みを伴う
- フケがベタベタ・黄色っぽい
- 脱毛やただれがある
- 元気や食欲が落ちている
「様子見でいいのかな?」と迷ったらお気軽にご相談ください。
猫のフケ診断・検査について

猫のフケの原因を探るために、以下の検査を組み合わせて行います。
- 視診・触診
- 皮膚の顕微鏡検査
- 真菌(カビ)検査
- 必要に応じて血液検査
見た目だけでは判断できないことも多いため、丁寧に原因を絞っていきます。
猫のフケの治療・家庭での対応
治療は原因によって異なります。
- 皮膚病が原因の場合
- 外用薬
- 内服薬
- 薬用シャンプー
- 乾燥が原因の場合
- 保湿ケア
- 生活環境の見直し
家庭でできるケア
- 優しくブラッシング
- 室内の湿度管理(40〜60%)
- 栄養バランスの良いフード
※人用の保湿剤やシャンプーは使わないようにしましょう。
猫のフケの予防・日常生活の注意点
猫のフケを予防するために、日頃から次の点を意識しましょう。
- 定期的なブラッシング
- 急な食事変更を避ける
- ノミ・ダニ予防を継続
- 室内環境を快適に保つ
- 定期的な健康診断
小さな変化に早く気づくことが、皮膚トラブルの予防につながります。
FAQ(よくある質問)
Q1. 猫のフケは自然に治りますか?
A. 乾燥が原因の場合は改善することもありますが、皮膚病や内臓疾患が原因の場合は治りません。
Q2. 猫のフケはうつりますか?
A. 真菌(カビ)や寄生虫が原因の場合、人や他の動物にうつることがあります。
Q3. シャンプーしたほうがいいですか?
A. 状態によります。間違ったシャンプーは悪化させることもあるため、必ずご相談ください。
Q4. 黒い猫の方がフケが多いですか?
A. 実際は目立ちやすいだけで、発生頻度は変わりません。
まとめ

猫のフケは体質や乾燥だけでなく、皮膚病や内臓疾患が関係していることもあります。
「少し増えたかな?」という段階での受診が治療も負担も最小限で済むポイントです。
気になる症状があればお気軽にご相談ください。
大切な猫ちゃんの皮膚の健康を一緒に守っていきましょう。