ノミ
犬や猫はノミに繰り返し吸血されると、強いアレルギー反応をおこすようになり、わずかなノミの寄生にもひどい痒みを伴った皮膚炎がみられるようになります。アトピー性皮膚炎の犬猫でもその症状が悪化しやすいことが知られています。
また、瓜実条虫(サナダムシ)を媒介して下痢を起こしたり、ヘモバルトネラという微生物を媒介して猫に溶血性の貧血を起こしたりすることもあります。
ノミは気温が13℃以上あれば活発に活動するため、いったん動物に寄生して室内に入ると、ほぼ一年中の寄生・繁殖が可能です。環境中からの完全な駆除には、徹底的なお掃除と定期的なノミ駆除剤の投与が必要になります。