気温が温かくなってくると草むらなどにノミやマダニなどの虫が増えてきます。お散歩などで虫をつけることで皮膚炎などのトラブルを起こしますので気を付けてあげましょう。予防・駆除は、首筋につける薬やおいしく飲ませる薬、フィラリアと一緒に予防できる薬などその種類もいろいろ選べます。

ノミ

犬や猫はノミに繰り返し吸血されると、強いアレルギー反応をおこすようになり、わずかなノミの寄生にもひどい痒みを伴った皮膚炎がみられるようになります。アトピー性皮膚炎の犬猫でもその症状が悪化しやすいことが知られています。

また、瓜実条虫(サナダムシ)を媒介して下痢を起こしたり、ヘモバルトネラという微生物を媒介して猫に溶血性の貧血を起こしたりすることもあります。

ノミは気温が13℃以上あれば活発に活動するため、いったん動物に寄生して室内に入ると、ほぼ一年中の寄生・繁殖が可能です。環境中からの完全な駆除には、徹底的なお掃除と定期的なノミ駆除剤の投与が必要になります。
ノミマダニ

マダニ

寄生・吸血されると、吸着部分の皮膚炎や大量寄生の場合には貧血になる場合もあります。
また、2013年に日本でも確認され多くの感染が報告されたSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスやリケッチアという微生物を媒介して人にも病害を及ぼしたり、バベシアといわれる原虫を媒介して犬に溶血性の貧血を起こしたりすることも知られています。

※特にマダニは人にも感染症を媒介することがあるため、草むらに入るときは、長ズボンなどで肌の露出をさけマダニに咬まれないようにしましょう。散歩後は、被毛の薄い目・鼻・耳・指の間などを中心にマダニがついていないかチェックしてください。もし咬まれても無理にとらず獣医師の診察を受けましょう。ご自身が咬まれた場合、体調の変化に注意をして心配があればすぐ医療機関を受診しましょう。